ペーパーフィリグリーとも言われ、細長い紙をクルクル巻いて様々なパーツを作り、それ
を組み合わせて作り上げるペーパーアートです。
クイリング(Quilling)は、16〜17世紀頃、イギリスやフランス等ヨーロッパの教会の
修道女が、当時大変貴重だった紙を使い、さまざまな宗教的用具を美しく飾るために始め
た。と伝わっています。
道具のなかった時代に、鳥の羽軸(quill)を使って巻いたことから「Quilling」と呼ばれ
たようです。
18世紀になると、紙が比較的安価になったこともあり、クイリングの美しい細工と装飾は
ヨーロッパの貴族たちの間で大流行したようです。
その当時に作られた作品の一部は、ロンドンのビクトリア・アルバート美術館に展示され
ています。
19世紀には一旦衰退しましたが、現在では日本やアメリカ、イギリス、オーストラリア等、
世界中で広く愛されています。
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